まずは下記にあなたがあてはまるかどうかご確認頂き、当てはまる方だけ読み進めてください
この記事で解決できる悩み
・そもそもケース面接ってなに?
・ケース面接のおすすめ本は?
・ケース面接の対策本を読んだがむずかしくてわからない!
・ケース面接の練習はどうやる?
筆者は29歳の時にメーカーから戦略&財務コンサルファームに転職をしました。
- 難易度の高いケース面接に苦しみ、転職が長引く(8か月ぐらい)
- 最終的にコンサルファームから2社内定⇒年収200万アップ。
この記事で解説する『戦略コンサル志望者におすすめのケース面接対策本12選【厳選】』を参考に、ケース面接の練習を実践すれば、面接突破に近づきます!
1.ケース面接とは何か?
ケース面接とは
「あるお題に対して自分で仮説を置き、市場規模を算出したり課題解決の手段を導く」
面接です。
たとえば・・・
・国内のテニスビジネスの市場規模は?
・東京都内におけるうどん屋さんの売上は?
・イマの会社にコンサルするとしたら?
・・・のようお題がでますが、どうでしょうか?
5分から10分の時間もらえたら、回答できそうでしょうか?
いきなり言われても「ムリ」!!ですよね?
筆者も当時は「こんなの5分や10分で解けるわけないだろ!」と思ってました。
でも、しっかりと練習を積めば、コンサル未経験者でも
解けるようになりますので、頑張って対策していきましょう!
2.ケース面接でみられている3つのポイント
どのような点を面接官にみられているか解説します。
20代×コンサル未経験の方には、特に以下3点がポイントです。
最低限の論理的思考
「自分の考えを一定のロジックをもとに説明できる力」
クライアントにも、なぜそう言えるのかを説明できる力が必要になります。
構造的思考
「モレダブりなく、要素を分解する力」
全体の中でどこに課題があるのかを整理し、その課題を解決に導くことが求められます。
素直さ
「わからないことはわからないといえる力」
クライアントは自分よりも経験豊富な経営者ですので、
当然知識では勝てないことも多いです。
そのような場面で、素直な姿勢をとれるかをみています。
上記のポイントをふまえ、ケース面接の練習を積んでいけば突破できる力がみにつきます。
対策のためには、次の章でオススメする本をご参考にしてください!
3.ケース面接対策でおすすめの本12選
・当時未経験だった筆者でも実際に役立った本
・コンサル専門のエージェントにオススメされた本
上記2点を考慮し、これからおすすめ本12選をご紹介します。
過去問で鍛える地頭力
- おすすめ度:
外資系コンサル会社で実際に出題されている問題20問と
その模範解答がのっている本です。
コンサル未経験の方には、難易度が高すぎず、
どのような問題が出題されるのかをつかむためには最適な本だと思います。
ワタシ自身はこの本を2周ぐらいして感覚をつかみました。
現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート
- おすすめ度:
1000問のフェルミ推定を研究し、
戦略コンサルに内定した東大生グループが、
フェルミ推定の解法を体系化した本になります。
さきほどご紹介した「過去問で鍛える地頭力」で感覚をつかんだあとに、
練習量をこなすという意味で非常に役立ちます。
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
- おすすめ度:
「伸びるコンサルタントは「フェルミ推定」の
ツボをしっかりおさえている」とのことで、
フェルミ推定の重要性や位置づけについて書かれた本になります。
また、p.50には「日本全国に電柱は何本あるか?」の例題とともに、
丁寧な回答ステップも書かれております。
「フェルミ推定の解き方」を深く理解したい方におすすめの一冊です。
仮説思考
- おすすめ度:
仮説思考により問題発見から解決までのプロセスを丁寧に書いています。
p.148あたりでは「売上が上がらない理由を構造化」したページがあり、
構造的思考を高めたい人に参考になります。
また、p.201あたりでは「日常の出来事から将来を予測する」というページがあり、
新聞記事をもとに「仮説思考」を高めるにはどのように日々練習すればよいか、
が書かれております。
「ビジネスケース」「フェルミ推定」どちらの対策にも有効だと思います。
戦略コンサルティングファームの面接試験
- おすすめ度:
面接試験で気をつけるべき注意事項や「ビジネス・ケース」が豊富に、
網羅的に盛り込まれています。
どちらかというと外資系のコンサルファームの実例ケースをもとにした
出題が多いように思います。
600ページ以上にもわたる大作ですので、時間のある方はチャレンジしてみてください。
(ワタシはプロフェッショナルとしての姿勢について書かれたとこだけ参考にしました)
戦略プロフェッショナル
- おすすめ度:
BCG⇒ミスミ社長をやられた三枝さんのビジネス小説です。
コンサル×実業経験あり、という点で良書に仕上がっております。
小説とはいえ、フレームワークを実務で使うとこんな感じになるのか!というのがわかります。
特に「市場セグメントの切り方」は「ビジネスケース」でも参考になると思います。
イシューからはじめよ
- おすすめ度:
「脳科学×マッキンゼー×ヤフー」のキャリアをもつ安宅さんが書かれた本で、
圧倒的な生産性をだすには「イシュー(今考えるべき課題)」を見極めることが重要だ、
とおっしゃっています。
ビジネスマン全員にオススメしたい本ですね。
パワポ資料をどのように設計していくかについてもかなり詳しく書かれており、
コンサル初心者にも良書となっております。
IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ
- おすすめ度:
国内コンサルファームの経営共創基盤が出版している書籍になります。
実際のコンサル業務では膨大な情報量の中からどこに課題があるかを特定し、
解決策を提示する必要があります。
「課題特定のためにどこをみればわからない」というコンサルタントに対し、
経営分析の「勘所」を実務で使えるレベルで解説している本です。
事業の収益構造を知ることができるという意味では「ビジネスケース」で活きると思います。
またp.194あたりでは事業計画を自分でシミュレーションするケーススタディも載っており、
その解答プロセスを理解することで「フェルミ推定」に活きると思います。
戦略「脳」を鍛える
- おすすめ度:
経営戦略を考えるには「インサイト」といわれる
「データ・情報からどのようなことが読み取れるか」
という「洞察力」が大事だと書かれています。
p.64には「グラフ発想法」についても書かれており、実際の「ビジネスケース」では、
横軸と縦軸のグラフを用いてポジショニングマップをつくって説明する場面に役立ちます。
戦略シナリオ 思考と技術
- おすすめ度:
戦略思考とは「不確実なビジネス環境において、明快な将来のシナリオを創る思考」
であると謳っている本です。
20年以上も前に書かれた本ですので、現在の変化のはやい時代と当てはめてしまうのは危険です。
「ビジネスケース」「フェルミ推定」という観点では、
p.80~98あたりに書かれている「戦略思考集中トレーニング」は役立つと思います。
仮説思考、ロジック(計算式)の作り方、構造化の例など、参考になる要素が載っています。
この1冊ですべてわかる コンサルティングの基本
- おすすめ度:
コンサル業界とはなにか、どういう仕事なのか、について網羅的に書かれた本です。
コンサル業界について知識0の方は、こちらの本から読まれることをおすすめします。
「ビジネスケース」「フェルミ推定」という観点では、
P.191「日本におけるシャンプー市場規模を算出せよ」という
お題の解答プロセスが載っています。
対策するには十分ではないと思いますので、他の本で訓練していきましょう。
コンサルティング業界大研究
- おすすめ度:
要素としては「この1冊ですべてわかる コンサルティングの基本」と同じような内容の本です。
ただし、コンサルファームの個社ごとの特徴を4ページ程度で解説していますので、
企業研究という意味では役立つ一冊になります。
p.248あたりに「ケーススタディ7つのスキル」ということで、
「0ベース思考」や「構造的思考」などについて書かれている箇所は参考になると思います。
4.「ケース面接対策ができるエージェント」に鍛えてもらのが最短!
最短でケース面接の力をつけるには「ケース面接対策が充実しているエージェント」
に練習相手になってもらう方法があります。
もちろん、自分で本を使って練習することもできますが、
回答アプローチや面接官からのツッコみへの対応は、
なかなか一人ではむずかしいです。
以下の記事では、ケース面接対策に強いエージェントを紹介していますので、
ぜひエージェントを活用し、コンサル転職の夢をかなえてくださいね!
-
参考【経験者】コンサル未経験におすすめする転職エージェント6選
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5.まとめ
最後に重要ポイントを整理します。
・ケース面接で求められるのは「論理的思考」「構造的思考」「素直さ」
・本を活用することでケース面接対策ができる
・ケース面接通過には専門エージェントを活用するのが最短ルート
難関といわれているコンサル特有のケース面接ですが、
しっかりと対策すれば結果はついてきます。
筆者も内定まで8ヶ月かかりましたが、
じっくり準備すればきっと突破できるはずです!
内定を獲得し、是非コンサルの世界を知ってほしいです。
あなたのコンサル転職実現を願っております!!
では。